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琴
琴の製作は手造り製と機械製に大別されます。
手造り製は1面毎の吟味された桐材の持つ独自の特徴を生かしつつ音質、弾き易さ等を考慮し製作に臨みますので他にはない逸品になります。
機械製は製作過程、方法が均一性が特徴になりますので量産が可能になり音質、外見等が標準化されたものとなり主に廉価な練習用、教材用が対象となります。
素材や作り方により値段は様々ですのでまずはお問合せください。
調律
昔は使っていたが今は使ってなく、子育てなどが終わりもう1度使いたいという方が大変増えています。
そんなときに買い換えるのはもったいないので琴伝にお問合せください。職人が丁寧に調律しもう1度綺麗な音色を奏でれるようにさせていただきます。
絃の張替えなどささいな事から、なんでもお問合せください。
三味線
弦楽器のひとつ。
琉球(沖縄)経由で日本本土に入ってきた蛇皮線(三線)がルーツとされています。
ボディは棹と胴にわかれ、素材は花林、紫檀、紅木等の木材を用い、胴は木材のフレームの天地を、犬や猫の皮で覆います。
弦は主に絹糸を用い太さは三種類。一番太い一の糸は低音、一番細い三の糸は高音、その真中に二の糸が通るちうものです。
三味線も琴と同様に素材や作り方により値段は様々ですのでまずはお問合せください。
琴の仕組み
胴
樹木の年輪は一年にひとつずつ、四季を通じた寒暖の変化によって作られます。
しかも、育った地域の日照時間や気温、降雪量、水質などの環境によって出来方は随分と違ってきます。
日照の関係もあり、同じ桐の木でも北面を向き、木の
表皮により近いほうが木目が高密度に詰まって固く締まったよい材料です。もちろん、一本の桐の木の中に
条件を満たす部位はごくわずか。最良の材料は一本の木につき、一面ほどしか取れないほどなのです。(胴の大きな17絃であればさらに少なくなります)
この差が各商品の価格にも反映されてきます。
桐のほかにも、角や足には、紅木、紫檀、花梨などの木材が使われます。それぞれいくつかの種類があります。
なお、近年は国内産の木材だけでなく、中国などで生育された海外産が使われることもあります。
一般的にそれほど大きな音質や音量の差が現れるわけではないですが、低コストで調達できることから学校教材用
などの普及に一役買っています。
木目は、原木からどのように琴の材料を切り取るかで決まります。
木取りには中心から放射状に切り出す柾目(まさめ)の木取りと、同心円状に切り取る板目(いため)の木取りがあります。
二つの違いは、縦に平行に揃った木目が甲と磯のどちらかに見えるかです。甲に美しい木目が出た柾目は、
音色も低音から高音までほぼ均質であるという特徴があります。柾目はそれなりの樹齢を経た、幹の太い
原木からでなければ取ることができません。
ただし、琴の音質は木目で決まるわけでなく、むしろ固さや密度などの木質に影響を受けます。固いほど切れのある音質になり、柔らかであれば丸みのある音がでます。熟達してくると曲に応じて使い分けることもあります。
絃 (げん)
絃は本来、柔らかい絹糸が使われますが、現在は丈夫な化学繊維であるテトロン糸が主流になっています。
テトロン絃は切れにくいため強く張ることができるます。
そのうえ、弾力が落ちにくいという利点があります。
張力が強ければ音質も立ち上がりが鋭く、切れがあり、音量もしっかり出すことができます。一方で、絃が接触する「角」はその分、高い強度を持ち、やや大きめに加工されたものが向いています。
太さも数種類あり、太いほど力感のある音質になるので曲調などに応じて選ぶ場合もあります。
まずは標準的な太さの絃をお使いになるとよいでしょう。
柱(じ)
絃を支えながら、音の高低を決める役割を果たすものが柱(じ)です。
柱は、もともと象牙が使われていましたが、現在ではプラスチック製が一般的です。柱のサイズが大きいほど音量が増しますが、お使いの琴にしっかり合ったものを選ぶことが前提です。
爪
指先の大きさや形には個人差がありますので、まずは手にとって弾きやすいものをお選びになるのがよいでしょう。薄いほど繊細な音が得られますが、実際は音量が出るやや大きめで厚めのものが使われています。また、使いやすいように爪の先端を削るなど必要に応じて加工を施すこともあります。